知覚過敏 症状

知覚過敏の主な症状というのは、何かを口にしたり歯磨きをしているときにキーンという鋭い痛みが歯に走るということです。

重症になったときには、ただ単に風が歯にあたっただけで刺すような痛みが現れる恐れもあります。

「冷やされた飲み物や食べ物を口にした際に痛みがある」ということをしばしば耳にすることがありますが、症状が悪化してくると、温かくしたものを食べたり飲んだりしたときにも痛いようです。

こうした痛みというのは一過性のものであり、口の中の温度が回復すると、痛みも自ずと治ってきます。

そういうこともあり、虫歯のせいか、知覚過敏によるものかについては、痛みが持続する時間で確認することができます。

歯の神経はどこにあるのかというと、歯の中心部分に存在しており、象牙質と呼ばれるもので囲まれています。

また象牙質はエナメル質と言われるもので保護されていますが、理由は特になくてもエナメル質の傷やひび割れがあると、虫歯になっていないのにも関わらず刺すような痛みが出てきてしまうのです。

知覚過敏の治療法は進行具合により変わってしまい、深刻化しているなら、修復剤などによって痛みを神経まで伝えないための処置を施していく必要があります。

自分一人では、歯にズキンと痛みが出ても、知覚過敏になっているのか、もしくは虫歯か歯周病なのかということを見定めるのはやっかいかもしれません。

専門の医師だとしても、しっかりと診てみなければ知覚過敏か虫歯か歯周病か判断しにくいものです。

症状としては早い段階で治しておいたほうが治療もすぐ終わりますので、ときどき歯科検診を受けることも重要です。