知覚過敏なのか虫歯なのか
歯が痛いということだけでは、その要因が知覚過敏なのか虫歯なのかということを見分けることは難しいかもしれません。
知覚過敏が要因だったときには、治療を実施しなくても時間が過ぎることで痛みが解消されることもあるので、何もせずに放っておく人も大勢いるようですが、ひとまず自分の歯の具合を調べてみるといいかもしれません。
黒ずみや穴があったりした場合は虫歯であると判断できるわけですが、そうしたものが見つからなくても、歯の間に虫歯ができる場合もあるのです。
このようなときは、見た目にはきれいな歯なので、鏡で確認しただけでは見えないかもしれません。
そしてパソコンを使用して、「こうした症状が見られるのですが虫歯なのでしょうか」と質問している人がいるようですが、虫歯になっているのかどうかは、実際に本人の歯の状態を見なければわからないものです。
断固として歯科医院に訪れるのを拒否している人もいますが、そういうときは知覚過敏の人向けの歯磨き粉を活用すると良いでしょう。
それで良くなってくれば、虫歯のせいではなかったと考えることができます。
症状がおさまらなかったなら、虫歯ということになるわけですが、専用の歯磨き粉で様子を見ている間に、虫歯の状況が悪くなるかもしれません。
さらに、知覚過敏に特化した歯磨き粉というものはすぐさま症状が緩和されるものではないので、知覚過敏でも効果が現れ始めるまでは痛みを感じるのです。
歯医者では、ただちに患部に薬を付けてもらったりして改善に向けた処置をしてもらえます。
知覚過敏の人は薬を付けられるだけで終わりますし、虫歯だった場合もいずれは治療をしなければならないわけなので、早めに診察してもらうことが大切です。