知覚過敏と歯磨き
それほど知られたことではありませんが、必要以上に歯磨きをするのも知覚過敏の原因となり得るのです。
症状の改善や予防につなげるためには、正しく歯磨きを行うということが重要なので、いつもの磨き方を振り返ってみましょう。
上手な歯磨きは、ほどよい力で時間も適切であることが求められますが、力いっぱい磨いてしまっている人もいるのではないでしょうか。
歯ブラシというアイテムは、わずかの力でも効果的に汚れを落とせる設計がされていますから、どうやっても必要以上に力を加えてしまうという人は、毛先が柔らかいものを使用してください。
そして、歯磨き粉を調べると研磨剤の成分が入っていることは知っていますか。
研磨剤と呼ばれるものは、削りながら磨く働きをするものですが、知覚過敏なら、いつも使う歯磨き粉の量が多すぎるのかもしれません。
歯磨き粉を使う上でのベストな量といっても、見当が付かないという人もゼロではありません。
テレビのコマーシャルなどでは、ブラシが隠れるくらいたっぷりの歯磨き粉が使用されているのですが、本当のところこれはやりすぎなのです。
適量は小豆程度と表現されることが多いのですが、それ以下でも問題ないという専門家が多くいます。
使用する歯磨き粉の量が過剰だと口内が歯磨き粉の味で充満してしまい、実際のところ歯をきれいにすることができていなくても、汚れがなくなった気になってしまうこともあるので、注意しなければなりません。
知覚過敏が心配な人は、歯磨き粉の量を減らして、一本ごとに歯の汚れを落とすようにしてみましょう。